結論 #
商品どうしを比べるときは100gあたり。自分が1日に何g摂れたか数えるときは1食あたり。この2つを取り違えると必ず間違えます。
「1食分」はメーカーが決めている #
食品表示基準では、栄養成分の表示単位を100gあたり・1食分あたり・1包装あたりなどから事業者が選べます。1食分を使う場合はその量を併記しますが、量そのものは各社の自由です。
日本で広く買える主要なプロテイン67商品では、1食分の量は商品によって12gから45.4gまでばらついていました(中央値30g)。1食あたりのタンパク質量も6.4gから31.1gまで違います。
| 商品 | 1食分 | 1食のタンパク質 | 含有率 |
|---|---|---|---|
| MuscleTech Nitro-Tech | 45.4g | 30.2g | 66.7% |
| LIMITEST WPI100 | 35.1g | 31.1g | 88.6% |
1食あたりのタンパク質はほぼ同じ。ところが前者は45.4gの粉から、後者は35.1gの粉から取り出しているので、同じ1kgの袋から作れる回数も、粉1gあたりの中身も変わってきます。1食あたりの数字だけを並べても、この差は見えません。
逆に、1日の合計を数えるときに100gあたりの数字を使うと、実際に何杯飲んだかが抜け落ちます。
つまり #
100gあたりは商品を比べるため、1食あたりは自分の1日を数えるためのものです。役割が違います。だから片方をもう片方の代わりには使えません。
出典
- 消費者庁「食品表示基準」(平成27年内閣府令第10号)第3条、栄養成分表示の表示単位。 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/
- 当サイトが確認したメーカー公表値(2026年9月14日時点、日本で広く買える主要なプロテイン67商品。1食分の量とタンパク質量は全67商品で公表値を確認)。