結論 #
プロテインとは、牛乳や大豆などからタンパク質を取り出して粉末にした「高タンパクな加工食品」です。特別な薬品や化学合成物質ではなく、スキムミルク(脱脂粉乳)やきな粉と同じ食品の仲間です。
なぜ粉末にするのか #
タンパク質は筋肉・内臓・皮膚・髪などを構成する三大栄養素の一つであり、健康維持や体づくりに欠かせません。成人が1日に必要とするタンパク質を普段の食事だけで摂ろうとすると、肉や魚の調理が必要になり、同時に脂質やカロリーがかさみやすいという難点があります。
そこで、原料となる牛乳(生乳)や大豆から水分・脂肪分・余分な糖分を取り除き、タンパク質だけを効率よく補給できるように乾燥・粉末化したものがプロテインパウダーです。水や牛乳に溶かすだけで、約15〜25g前後のタンパク質(納豆なら約3パック分、卵なら約3個分に相当)をすばやく手軽に摂取できます。
つまり #
プロテインは「手軽に飲める高純度のタンパク質食品」。薬ではなく食材の濃縮エキスなので、食事で十分にタンパク質が足りている場合は無理に飲む必要もありません。
原料から粉末になるまで #
ホエイとソイでは、原料も工程も違います。どちらも、食品から余分な脂肪や水分を取り除き、タンパク質だけを残していく流れです。
【ホエイプロテイン(乳清たんぱく)】
生乳(牛乳) ──> チーズ製造過程で分離 ──> ホエイ(乳清液) ──> ろ過・濃縮・乾燥 ──> ホエイプロテイン粉末
【ソイプロテイン(大豆たんぱく)】
丸大豆 ──> 油分を抽出(脱脂) ──> 脱脂大豆 ──> タンパク質を抽出・乾燥 ──> ソイプロテイン粉末
出典・根拠 #
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「良質なたんぱく質」
- 消費者庁「食品表示基準」における一般加工食品の分類基準