結論 #

溶かしたプロテインは、常温に置くと細菌が増えやすくなります。栄養が失われるからではなく、傷むからです。作るなら冷蔵庫に入れ、その日のうちに飲みます。

溶かした瞬間から条件が変わる #

粉の状態では水分が少なく、細菌はほとんど増えません。賞味期限が1年以上ある商品が多いのはこのためです。水や牛乳で溶かすと、この条件が一気に変わります。水分があり、栄養があり、温度が高い。細菌が増える3つの条件がそろいます。

食中毒を防ぐ原則は「つけない・増やさない・やっつける」です。作り置きが引っかかるのは真ん中の「増やさない」で、常温に置いた時間だけ菌が増えます。夏場の持ち歩きがそうです。ジムのバッグに入れたままの数時間も当てはまります。

どうしても前もって作る場合は、次の形にします。

  • 作ったらすぐ冷蔵庫へ入れ、その日のうちに飲む
  • 持ち歩くなら保冷剤を入れる
  • シェイカーは毎回洗い、乾かしてから使う

いちばん確実なのは、粉のままシェイカーに入れて持ち歩き、飲む直前に水を足す方法です。これなら作り置きになりません。

つまり #

作り置き自体が禁止ではなく、常温で置く時間が問題です。粉と水を分けて持てば、この問題は起きません。

出典
  1. 厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」(つけない・増やさない・やっつける)
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「食中毒」(細菌が増える条件)