結論 #

健康な人が毎日飲み続けて問題が出たという報告はありません。体が慣れて効かなくなることも、やめられなくなることもありません。食品なので、気にする点は成分と量だけです。

長く続けた人を追った試験 #

トレーニング経験のある男性を対象に、体重1kgあたり約3.3g/日の高タンパク食を1年間続けた試験があります。通常の食事の2倍を超える量です。腎機能、肝機能、血中脂質の検査値に悪化は見られませんでした。

「休薬期間を入れたほうがいい」という話も見かけますが、これは薬やホルモン剤についての考え方が持ち込まれたものです。プロテインは牛乳や大豆から取り出した食品で、体が慣れて反応が鈍るという仕組みはありません。

続けるうえで実際に見ておく点は3つです。

見る点 目安
1日の総カロリー 食事に上乗せする形だと、その分だけ増える
お腹の調子 張りや下痢が続くなら種類を替える
タンパク質の総量 食事で足りている日は飲まなくてよい

3つ目が抜けがちです。習慣になると、必要かどうかを確かめずに飲み続けることになります。プロテインは不足を埋める道具なので、食事でしっかり摂れた日は省いて構いません。

つまり #

毎日飲むこと自体に問題はありません。ただし、毎日飲まなければならない理由もありません。足りない日に足す、という使い方で十分です。

出典
  1. Antonio J, et al. (2016) A High Protein Diet Has No Harmful Effects: A One-Year Crossover Study in Resistance-Trained Males. Journal of Nutrition and Metabolism, 2016, 9104792.
  2. Devries MC, et al. (2018) Changes in Kidney Function Do Not Differ between Healthy Adults Consuming Higher- Compared with Lower- or Normal-Protein Diets: A Systematic Review and Meta-Analysis. Journal of Nutrition, 148(11), 1760–1775.
  3. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(たんぱく質の目標量)