結論 #
1回に摂った量で変わります。ミルクタンパク質25gなら4〜5時間、100gでは12時間以上、高い水準が続きました。
「4時間で切れる」のは1回20〜25gのとき #
長く信じられてきた「1回20g前後で頭打ち」という話は、摂取後4時間までしか測っていない試験から来ています。その範囲では確かに20gで頭打ちでした。
観察する時間を12時間まで延ばすと、見え方が変わります。ミルクタンパク質25gと100gを比べた試験では、100gのほうが12時間後もなお高い水準を保っていました。25gは4〜5時間で安静時に戻っています。

ただし、長く続くからといって効率が上がるわけではありません。100gの筋タンパク質合成は25gと比べて、最初の4時間で約20%、その後の8時間で約40%高いだけでした。量は4倍です。
もう1つ、筋トレの効果はさらに長く残ります。運動から24時間経っても、筋肉がアミノ酸に反応しやすい状態が続いていました。トレーニングした日の翌朝に食べるものにも、意味があるということです。
つまり #
1回分の効き目はおおむね4〜5時間で切れます。1日3〜4回に分けるのは、この長さに合わせた形です。まとめて大量に飲めば長くは続きますが、1gあたりの効率は落ちます。
出典
- Trommelen J, et al. (2023) The anabolic response to protein ingestion during recovery from exercise has no upper limit in magnitude and duration in vivo in humans. Cell Reports Medicine, 4(12), 101324.(25gと100gの比較、持続時間と上乗せ幅)
- Moore DR, et al. (2009) Ingested protein dose response of muscle and albumin protein synthesis after resistance exercise in young men. American Journal of Clinical Nutrition, 89(1), 161–168.(摂取後4時間の観察)
- Burd NA, et al. (2011) Enhanced amino acid sensitivity of myofibrillar protein synthesis persists for up to 24 h after resistance exercise in young men. Journal of Nutrition, 141(4), 568–573.