結論 #

国名を見ても答えは出ません。表示されている国名が何を指すかは商品ごとに違い、ブランドの国籍・加工した国・原料の産地のどれを指しているかで、意味がまったく変わるからです。

日本ブランドでも原料は海外 #

日本で広く買える主要なプロテイン67商品のうち、産地の表記を確認できたのは61商品でした。

表記 商品数
日本 50
英国 5
米国・アメリカ 5
中国 1

日本のブランドでも、原料の産地として海外を表示している商品があります。GronGのWPIハイプロテインは「アメリカ」、同社のシンプルソイプロテインは「中国」。ブランドは日本、原料は海外です。

2022年4月から、国内で製造したすべての加工食品に原料原産地表示が義務づけられています。表示されるのは、重量が最も多い原材料の産地。つまり「日本製」は日本で加工したという意味であって、ホエイが日本の牛から来たという意味にはなりません。

価格はどうか。産地表記が日本の商品のうち送料込み価格を確認できた37商品は、タンパク質20gあたりの中央値が154円。海外表記の7商品は204.4円でした。ただし後者は7商品しかなく、うち4商品が同じブランドです。この数字から「海外製は高い」とは言えません。

つまり #

比べるなら、国名ではなく中身の数字です。産地表記は「どこで作られたか」を示すもので、含有率も価格も決めていません。

出典
  1. 当サイトが確認したメーカー公表値(2026年9月14日時点、日本で広く買える主要なプロテイン67商品。産地表記を確認できたのは61商品、6商品は未確認)。価格の比較は、販売ページで送料込み価格と在庫を確認できた50商品のうち、産地表記が日本の37商品と海外の7商品を対象とした。
  2. GronG公式「WHEY PROTEIN ISOLATE ハイプロテイン」 https://shop.grong.jp/products/wpi-highprotein
  3. GronG公式「シンプルソイプロテイン」 https://shop.grong.jp/products/simple-soy-protein
  4. 消費者庁「原料原産地表示制度」(食品表示基準、2017年9月改正、経過措置は2022年3月末で終了)。 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/quality/country_of_origin/