結論 #
1日3〜4回、1回あたり20g以上に分けるのが目安です。総量が同じでも、配分によって筋肉づくりの効率は変わります。
同じ量でも配分で差が出る #
ホエイ80gを12時間かけて摂る条件を3つに分けた試験があります。
| 配分 | 1回の量 | 筋タンパク質合成 |
|---|---|---|
| 8回×1.5時間おき | 10 g | 低い |
| 4回×3時間おき | 20 g | 最も高い |
| 2回×6時間おき | 40 g | 中間 |
細かく分けすぎると1回の量が合成のスイッチを入れる閾値に届かず、まとめすぎると1回あたりの効率が落ちる。真ん中の4回×20gが最もよい結果でした。
日常の食事でも同じ傾向が出ています。1日90gのタンパク質を3食に均等配分(各30g)した場合と、偏って配分(10g・16g・64g)した場合を比べた試験では、均等配分のほうが24時間の筋タンパク質合成が25%高くなりました。
現実に崩れやすいのは朝です。夜にまとめて食べる食習慣だと、朝食のタンパク質が10g前後で止まりやすい。プロテインが役に立つのは、こういう「量そのものより配分の穴」を埋める場面です。
つまり #
回数を増やすほどよいわけではありません。3〜4回、各20g以上。まず1日の中で一番少ない食事を見つけて、そこを底上げするのが手っ取り早い改善です。
出典
- Areta JL, et al. (2013) Timing and distribution of protein ingestion during prolonged recovery from resistance exercise alters myofibrillar protein synthesis. Journal of Physiology, 591(9), 2319–2331.(ホエイ80gを8回/4回/2回に分けた比較)
- Mamerow MM, et al. (2014) Dietary protein distribution positively influences 24-h muscle protein synthesis in healthy adults. Journal of Nutrition, 144(6), 876–880.(均等配分と偏った配分の比較、24時間で25%の差)
- Schoenfeld BJ, Aragon AA. (2018) Journal of the International Society of Sports Nutrition, 15, 10.(1日3〜4回の配分の提案)