結論 #
カロリーを抑えたいなら水、タンパク質とカロリーを一緒に足したいなら牛乳です。筋肉づくりの効率は、どちらを選んでも変わりません。
1杯で何が変わるか #
牛乳200mL(約206g)を足したときの上乗せを、成分表から計算します(計算例)。
| エネルギー | タンパク質 | 脂質 | |
|---|---|---|---|
| 水で割る | 0kcal | 0g | 0g |
| 牛乳200mLで割る | 約126kcal | 約6.8g | 約7.8g |
減量中なら、この126kcalが毎日積み上がります。1日2杯なら1か月で約7,500kcalです。増量中なら逆に、手間なくカロリーを足せる手段になります。
味の面では、牛乳で割ったほうが飲みやすくなる商品が多く、これは続けやすさに効きます。粉っぽさが気になる場合も、牛乳のほうが目立ちにくくなります。
乳糖でお腹を壊す人とは、牛乳割りは相性が悪い。せっかくWPIやソイを選んでも、割る液体のほうから乳糖が入ります。
吸収速度は牛乳のほうが遅くなりますが、取り込まれる量は変わりません。速度を判断材料にする必要はありません。
つまり #
目的で決めます。減量中は水、増量中は牛乳。お腹が弱い人は、中身がWPIでも割るものに乳糖が入っていないかを見ます。
出典
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」普通牛乳(100gあたり61kcal、たんぱく質3.3g、脂質3.8g)。表の数値は200mL=206gとして計算した例です。
- Gorissen SHM, et al. (2014) Carbohydrate coingestion delays dietary protein digestion and absorption but does not modulate postprandial muscle protein accretion. Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, 99(6), 2250–2258.
- Misselwitz B, et al. (2019) Update on lactose malabsorption and intolerance. Gut, 68(11), 2080–2091.