結論 #

大豆から油分と糖質を取り除いて作る植物性プロテインです。必須アミノ酸9種がすべてそろい、植物性のなかでは例外的に完成度が高いのが特徴です。

植物性のなかでの位置 #

穀類はリジンが不足しがちですが、大豆は9種すべてが基準を満たし、アミノ酸スコアは100になります。ただしホエイと同じではありません。

  • ロイシンがタンパク質100gあたり8g前後で、ホエイの11.1gより少ない
  • 消化吸収率が70〜90%程度で、動物性の90〜95%より低い

このため、1回飲んだあとの筋タンパク質合成はホエイに及びません。男性が飲むと女性ホルモンのような影響が出るという話は、臨床試験をまとめた解析で否定されています。

価格は利点です。2026年9月14日に販売ページで送料込み価格と在庫を確認できた50商品では、タンパク質20gあたりの中央値がソイ111.6円、WPC171円でした(ソイ16商品、WPC23商品)。

つまり #

植物性のなかで唯一、ホエイと比較の土俵に乗るタンパク源です。1回あたりの反応では劣りますが、価格と脂質の少なさで選ぶ理由があります。

出典
  1. Tang JE, et al. (2009) Ingestion of whey hydrolysate, casein, or soy protein isolate: effects on mixed muscle protein synthesis at rest and following resistance exercise in young men. Journal of Applied Physiology, 107(3), 987–992.
  2. Hamilton-Reeves JM, et al. (2010) Clinical studies show no effects of soy protein or isoflavones on reproductive hormones in men: results of a meta-analysis. Fertility and Sterility, 94(3), 997–1007.
  3. Hoffman JR, Falvo MJ. (2004) Protein – Which is Best? Journal of Sports Science and Medicine, 3(3), 118–130.(タンパク質100gあたりのロイシン量)
  4. FAO (2013) Dietary protein quality evaluation in human nutrition. FAO Food and Nutrition Paper 92.(食品群別の消化率)
  5. 当サイトの価格観測(2026年9月14日、日本時間)。日本で広く買える主要なプロテイン67商品のうち、販売ページで送料込み価格と在庫を確認できた50商品を集計。価格を確認できなかった17商品は対象外。