結論 #
Whey Protein Isolate の略で、WPCからさらに乳糖と脂質を取り除いたものです。原料段階の純度は90%以上になり、その分だけ価格も上がります。
何を取り除いているのか #
膜でこす工程を重ねる方法(マイクロフィルトレーション、CFMなど)と、電荷で分離するイオン交換法があります。狙いはどちらも乳糖と脂質をさらに落とすことで、乳糖は1%未満まで下がる製品が多く、これがWPIを選ぶ最大の理由になります。
注意したいのは、アミノ酸の組成がWPCとほとんど変わらないことです。落としているのはタンパク質以外の成分なので、質が上がっているわけではありません。
ここでも原料の純度と粉の中身は別です。67商品のうちWPIは15商品で、含有率は中央値83.3%、範囲69.7〜92.8%。90%を超えたのは味付けの少ない2商品だけでした(2026年9月14日時点)。
つまり #
WPIは乳糖と脂質を落としたWPCです。牛乳でお腹を壊す人には意味がありますが、タンパク質そのものの質は変わりません。
出典
- Hoffman JR, Falvo MJ. (2004) Protein – Which is Best? Journal of Sports Science and Medicine, 3(3), 118–130.(WPC・WPIの製法と組成の違い)
- 消費者庁「食品表示基準」栄養成分表示
- 当サイトが確認したメーカー公表値(2026年9月14日時点、日本で広く買える主要なプロテイン67商品のうちWPC31商品・WPI15商品)