結論 #
原因は主に3つ。乳糖、1回の量、甘味料です。どれが原因かは、条件を1つずつ変えていけば切り分けられます。
3つを順番に外してみる #
最初に疑うべきは乳糖です。牛乳に含まれる糖で、分解するには専用の酵素が要ります。その酵素の働きが弱いと、乳糖は消化されないまま大腸に届き、水を引き込んで下痢や張りを起こします。日本を含む東アジアでは、この体質の人が多いことが知られています。
| 疑うもの | 試すこと | 当たりの見分け方 |
|---|---|---|
| 乳糖 | WPCからWPIかソイに替える | 替えた日から症状が出なくなる |
| 1回の量 | 1杯を半分ずつ2回に分ける | 分けると軽くなる |
| 甘味料・添加物 | 別メーカーの同じ種類に替える | 商品を替えると出なくなる |
上から順に試すのが早道です。WPIは乳糖を1%未満まで落とした製品が多く、ソイやピープロテインには乳糖がそもそも入っていません。
量の問題であれば、1回30gを一度に摂るのをやめるだけで収まることがあります。空腹の状態で一気に飲むと出やすい人もいます。
それでも変わらない場合は、乳タンパクそのものが合わない可能性があります。症状が強いときや、じんましん・呼吸の変化を伴うときは、自己判断せず医療機関で相談してください。
つまり #
「プロテインが合わない」ではなく「どの成分が合わないか」で考えます。多くは乳糖なので、まずWPIかソイに替えるところから始めます。
出典
- Misselwitz B, et al. (2019) Update on lactose malabsorption and intolerance: pathogenesis, diagnosis and clinical management. Gut, 68(11), 2080–2091.(乳糖不耐の仕組みと地域差)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「乳糖不耐症」
- 消費者庁「食品表示基準」アレルゲンを含む食品に関する表示(乳の表示義務)